薪ストーブの1日あたりの薪の使用量とコストについて🌲

お久しぶりです。

薪ストーブの妖精マッキーです。

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雑誌やネットなど、

「1日の薪の使用量は?」

「薪ストーブはひと冬にどれくらい薪が必要?」

「シーズンの薪のコストは?」

など、薪ストーブの使用量やコストなどいろいろ掲載されていますが、改めて、実際はどうなのか、1日(8時間)で実験してみました。

今回使用する機種は、ネスターマティンS43です。機種や燃焼方式、大きさ、設置場所などによって変わりますので、ご注意ください。


実験日2018年3月9日 天候:雨のちくもり 気温11℃

場所:東京ストーブ店舗2階

機種:ネスターマティン S43 B-TOPモデル

煙突:5m(2重煙突)

暖房面積:150㎡ 45坪 92畳

燃焼方式:多次燃焼方式

暖房方式:輻射式

素材:鋳物

薪・・・なら 1本あたり約1㎏ 長さ30㎝から34㎝ 含水率17% 薪1本あたり115円とします(地域によって異なります)。


薪の使用量も重要ですが、なにより重要なのは、薪ストーブの炉内の温度がベストじゃないと、薪ストーブ本来の性能を発揮しているとは言えません。したがって今回は天板の温度もチェックしながら、燃焼を行いました。また、ネスターマティンのB-TOPモデルは高温の排気熱を天板に設けるクッキングトップがあるので、クッキングトップと天板(中央)、天板(端)の温度の違いにも見ていくことにしましょう。

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着火時は薪6本(4.342kg)、焚きつけ(0.589kg)合計4.931kgでスタート!

空気調節ダイヤル3(最大)、風向をAとBの間の中間位置にし、燃焼用のドアを少し開ける。

※風向A・・・空気が全面上部から 風向B・・・空気が炉の下から

中間・・・A、B両方

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5分後

焚きつけすべてに炎が回る

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10分後

薪上部に引火。ほんのりとストーブ前面から暖かさを感じるようになる。

燃焼のドアを閉め、風向レバーをAに。

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20分後

ストーブ全体に炎が回る。

空気調節ダイヤルを2へ

クッキングトップ(以下B-TOP)の温度はすでに270℃で料理ができる温度まで上がるが、天板は60℃と温度差は、かなりひらく。

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30分後

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1時間後

薪ストーブがらの放射熱をかなり感じるようになる。炎が落ち着きだしたが、温度はさらに上がり、B-TOP290℃、天板170℃になる。ちなみに天板の端に置いた温度計はまだ90℃で同じ天板でも中央と端でも、80℃温度差が広がる。

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2時間から2時間半後 薪4本追加投入

天板の温度も下がり熾火状態になってきたので、薪4本を追加投入。投入後、30分後には、B-TOPは温度計を振り切り420℃以上、天板は適正温度(※1)の225℃になる。ストーブの前に立つとものすごい輻射熱を感じ、暖かいというより暑い。以降、ベストな温度を保つよう薪を投入していきます。

※1 適正温度・・・本体の燃焼方式や構造、形状等にもよりますが、薪ストーブの表面の適正温度は200℃から300℃とされています。ちなみにネスターマティンの表面の適正温度は180℃から230℃です。

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3時間後

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3時間15分後 薪4本追加投入

3時間半後

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4時間後

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4時間半後 薪3本投入

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5時間後

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5時間半後

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5時間45分後 薪3本投入

6時間後

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7時間後

薪3本投入から1時間15分後 まだ天板中央の温度は200℃以上をキープ

 

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7時間半後

熾火状態になり天板中央の温度が165℃に下がる。

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8時間後

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これまでのデータを表にしました。

実験結果

 

■まとめ

ネスターマティンS43は天板の適正温度になるまで2時間から2時間半と少し遅いかったのですが、一度、本体が暖まれば、温度は落ちにくく、薪の投入をやめてからも、長く炎の暖かさを楽しめました。さて、問題の薪の使用量ですが、天板の温度を適正に保ちつつ、8時間使用した結果、薪は20本(約20㎏)2300円でした。したがって、1ヶ月(30日)は600㎏、69,000円。1シーズン(4ヶ月)2400㎏、276,000円となります。金額だけ見ると、かなりコストがかかる!と、お思いかもしれませんが、関東近郊にお住いの東京ストーブのユーザー様からお話を聞くと、週末のみとか、帰宅後、夕方から3時間使用など、薪ストーブの使用時間は様々で、ライフスタイルによって、使用量もかなりばらつきがあります。また、薪の入手も、河川事務所が定期的に行っている河道に生えた不要な樹木を伐採し無料配布を行っていたり、役所でも同様に薪を配布しているところがあります。ちなみに東京ストーブの12月のイベントでも無料配布しています。最近はふるさと納税で薪をもらっているという声も聞ききました。うまくまとめれませんが、薪ストーブの設置をお考えの皆様にわかりやすく、薪の使用量やコストについて伝えたかったのです。最後に初めにお伝えした通り、薪ストーブの機種や燃焼方式、大きさ、設置場所などによって薪の消費量は変わりますので、今度は違う機種で実験しご報告させて頂きます。