NEWアンコール&NEWデファイアント

東京ストーブのショールームでも一番目立つ真ん中で開店以来ずっと焚いているバーモントキャスティングス社のデファイアント。
そして、「薪ストーブといえば」というくらい日本では定番のバーモントキャスティングスが誇るフラッグシップモデル、アンコール。

この2機種のニューモデル発売がいよいよ発表されました!
先日、日本の総輸入元ファイヤーサイドで販売代理店向けの新機種発表会が行われ、実際に見てきましたのでその様子も含めてご紹介したいと思います。
 
 
ということで、まずはこちらの1枚。
ファイヤーサイド本社にあるズクショップでは早速NEWアンコールが燃焼されていました。
NEWアンコール

外見はほぼアンコールそのままに、燃焼方式が従来の触媒方式からフレックスバーン方式に新しくなったこのNEWアンコール。
本国アメリカでは2年以上前から発売されていて、ずっと日本でも「いつ発売されるのか!?」と噂されていました。
発売当初は「アンコール2N1」という名前でしたが、バーモントキャスティングス社の期待を表す形で最終的に「アンコール」として名前はそのままに発売される運びとなりました。 
 
 
フレックスバーン燃焼ボックス
その最大の特徴は写真に写っている二次燃焼ボックスにあります。
これまでのアンコールに代表される触媒方式の弱点、メンテナンス性の煩雑さを相当解消しています。

アクセスパネル
写真手前に写っている2枚のパネル(乗っかっているだけ)を外すだけで、ご覧のように触媒にアクセスできます。
これまでのように、熱で変形して取れなくなることがあるスロートフードや、重い鋳物のファイヤーバックプレートを外さなくてよいのは、本当に簡単になりました。

これならば、「お客様ご自身で触媒交換できますよ」とおすすめできますね。

 
そしてもう一つの特徴は「フレックスバーン」という燃焼方式にあります。
フレックスバーンは、一言で言ってしまえば「エヴァーバーン+触媒」ということです。


基本はエヴァーバーンに近いので、上の写真のように炎が二次燃焼ボックスに吸い込まれていく感じになります。
この後、燃焼ボックス内でエヴァーバーン(要はボックス内でクリーンバーン)して、燃えきらなかった可燃性ガスが触媒で処理されるという流れです。

ズクショップでは、燃焼に造詣が深いことで有名な某ストーブショップのAさんが「薪の置き方で二次燃焼時でも炎を出したり、出さなかったりできるのが良いところ」と言っていたのが印象深いです。
東京ストーブのショールームに展示機が入ったら、是非いろいろと試してみたいですね。
 
 
出来れば着火から二次燃焼に移行するまでの早さであるとか、燃費の面も検証したかったですが、さすがにそこまでは出来ず、しばらくお預けです。
想像だけで言えば、二次燃焼用空気が多く入る構造になったので触媒機のアンコールよりは燃費は落ちそうな気がしますが、このあたりは煙突のドラフトにもよりそうですね。

なにはともあれ、早く自分で焚いてみたい、というのが今の気持ちです。
そうそう、今の時期なので気温が17,8度あったこともありあますが、アンコールめちゃめちゃ暖かかったなぁ。

薪ストーブ専門店 東京ストーブ
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